本サイトは、複数人のライターがそれぞれテーマを決めて連載をしていきますが、私(一之瀬隼)は、eVTOL(空飛ぶクルマ)をテーマに連載をしていきます。
今後、私はeVTOLに関する情報発信を増やしていくことを考えています。今回は、なぜ製造業ライターの私が、eVTOLを中心に扱っていくことにしたのか、その考えを紹介します。
そもそもeVTOLとは?
いきなりeVTOLといわれても、何のことかわからない人も多くいるのではないでしょうか?
eVTOLは、Electronic Vertical Take-Off and Landing aircraftの略称で、電動の垂直離着陸機です。
基本的には飛行機に分類されますが、「空飛ぶクルマ」とよばれることが多いため、空飛ぶクルマと言われればイメージできる方もいるのではないでしょうか?
小型のドローンなどもeVTOLに分類できますが、私が今後扱っていくのは人が乗り込めるような大型の有人eVTOLです。
世界中の航空・宇宙開発企業や輸送機器に関する企業に加えて、さまざまなベンチャー企業が激しい開発競争を繰り広げています。
eVTOLの用途として代表的なのは、空飛ぶタクシーです。
日本では、山岳地域など自動車での往来に時間がかかる地域における交通手段として期待が集まっています。
また、大型のeVTOLを自動化できれば、多くの荷物を運べる無人の配送機としても使用できます。
海外では、有人のeVTOL機を軍事利用する計画もあるそうです。
eVTOLに注目する理由
私が製造業ライターとして、eVTOLに注目する理由は以下の3つです。
- ライターとしての専門領域の獲得
- 2025年大阪万博、それ以降に向けてこれから注目が集まる
- さまざまな領域の技術が使われている
それぞれについて、簡単に解説します。
1.ライターとしての専門領域の獲得
私はサラリーマンとしてフルタイムで働きながら、製造業ライターとして活動をしています。
本業で扱っている製品がもっとも得意ではありますが、機密管理の観点から情報の切り分けが難しくなってしまうため、得意な製品領域を扱うことはできません。
現在は、ロボットなどの制御ものから機械加工、生産管理、IoT、DXなど幅広く扱っていますし、どれも十分対応できていると思いますが、専門領域といえるものがありませんでした。
eVTOLはまだまだ黎明(れいめい)期なので、注目がそれほど広く集まっているわけではありません。
自動運転の延長で扱っているサイトなどもありませんが、eVTOLを専門的に扱っているサイトも私が知る限りではありません。
そこで、そのポジションを私が確保していきたいと考えています。
既に、現在eVTOL(空飛ぶクルマ)の連載を外部のメディアで開始しており、今後このサイトに掲載する連載記事を再構成してeVTOLに特化したメディアを構築予定です。
2.2025年大阪万博、それ以降に向けてこれから注目が集まる
日本は、世界的に見ればeVTOLの開発において遅れを取っています。
今、eVTOLに関わっている企業がどこを目指しているかというと、2025年の大阪万博です。
政府は、2025年の大阪・関西万博で「空飛ぶクルマ」を本格的に導入していくことを計画しており、空港と万博会場の人工島(夢洲:ゆめしま)をつなぐ予定です。
今はまだそれほど知名度が高くない空飛ぶクルマですが、2025年に向けてこれからどんどん注目を集めていくことが想定されます。
そのときに、空飛ぶクルマに関するライターといえば「一之瀬」と思ってもらえるように、発信をしていきたいと考えています。
3.さまざまな領域の技術が使われている
eVTOLという製品は、技術的にもとても面白い製品です。
機体開発、駆動源となるモーター、電池、プロペラ、それらの制御技術、外部の認識技術など、1台のeVTOLを開発するためには、さまざまな領域の技術が必要です。
これまで、専門領域を定めずに取り組んできた経験から、幅広い要素技術が結集して実現するeVTOLはとても魅力的なテーマです。
また、専門領域を定めてきたライターは、技術的な観点から把握しにくい領域が多くなってしまうため、全体をまんべんなく捉えるのは困難です。
そこに、私自身のこれまでの経験が強みになると考えています。
連載ではeVTOLの何を扱っていくか?
この連載で、今後eVTOLの何を扱っていくか、具体的に決めていることは現時点ではありません。
しかし、私は製造業ライターなのでeVTOLを技術的な側面から解説、また情報を提供できるようになりたいと考えているため、要素技術に関する記事を書いていこうと思います。
先ほども紹介しましたが、既に外部メディアで空飛ぶクルマに関する連載を持っているため、そちらと内容が重複しないように調整していきます。
また、その活動の中でeVTOLに関するベンチャーや関連企業の方に取材をする機会ももらえているため、その中から派生させた内容も扱っていく予定です。
この連載がどれくらい読んでもらえるかはわかりませんが、興味を持って頂ければ幸いです。
それでは、今回はこのあたりで終わりにします。また、次回をお楽しみに。
コメント